雑多な知識のブログ

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つばめ

 ツバメは、南の国から日本にやってくる渡り鳥。春に日本に来て、夏に繁殖し、秋には冬を越すために温かい場所へと渡っていく。台湾を経由してフィリピン、マレーシアで越冬する。

 渡り鳥は、大きく分けて夏鳥、冬鳥、旅鳥がいる。夏鳥は春に南の地域から日本に渡ってきて、夏に日本で繁殖し、秋に去る鳥(ツバメ、キビタキなど)。冬鳥は秋に北の地域から渡ってきて日本で越冬し、春に戻って繁殖する鳥(ツグミやカモなど)。旅鳥は、春と秋の渡りの途中にだけ寄る鳥(シギなど)。

 ツバメの巣は、広東料理の高級食材であるが、日本で見かけるツバメの巣が使われているわけではない。日本で見られるツバメの巣は泥や草と、ツバメの唾液からできている。主に東南アジアに住むアマツバメ類は、巣材に採集材料を使わず、ほぼ全体を唾液腺分泌物からなる巣を作るものがあり、食材となる。スープやデザートに使われる。

 ツバメは漢字で燕。飲み込むことを嚥下(えんげ)といい、燕の字が使われている。これはツバメの子が餌を飲み込む様子からきている(異説もある)。
一方、ツバメは英語でswallow、飲み込むも英語でswallowである。英語も一致しているか、こちらは語源は別で、偶然であるとのこと。

 プロ野球球団、東京ヤクルトスワローズの前身は国鉄スワローズであった。当時の特急列車、「つばめ」がスワローズ(swallows)の由来。現在も、JRバスのシンボルとしてつばめが使われている。